2012年9月28日金曜日

みんなの知らない本物の男達 発見!(園芸家 良臣物語)その1

2012年7月7日 ロシア領事館の玄関先!
右手:園芸家  良臣 (実父)         左手:島田君(父の友人の孫さん)

七夕の夜、室内楽の演奏会に実父が、趣味の盆栽で演出をしてくれた。
島田君は、前日から当日まで手伝いをしてもらい、感謝。
『 ありがとうございました 』

洋楽器には、洋花が、通常のイメージなのですが、
今回、コンサート実行委員会の役を仰せつかった私は、
ロシアと日本の融合で西洋花と盆栽のコラボを思いついた!

おかげ様で『 和の演出 』でお客様には、かなり大好評だった。
外国の方々は、初めて見た人もいた様子で写真撮影をしている光景を目にした。


尊敬する私の実父は、40年近くこの盆栽をしている。

実家では、家族旅行の記憶がない・・・・・
水やりがあるからだ。
父が泊まりで出かける時は、朝は早起きする!という決まりがある。
そうなんです!!
水やりという仕事がある(笑笑)
水やりをする家族としては、この時ばかりは、天からの雨の恵みを祈る(合掌)

父曰く・・・・
『 盆栽の水やりには、最低3年かかる 』と言う父なので
水やりと言えども かなり気を使いながらやる。

家族の中では、私の主人が一番信頼されていて、水やり名人だ。
他人には、頼みたくない様子で、我が家の旅行は、当然無理となる。
父が、よほどの信頼できる人が出来れば即、家族旅行の実現となるのであろう(笑)

森のような盆栽の配置に隠れている盆栽の水やりは、見落としやすい。

外出した時のする水遣りは、後で必ず、父のミズヤリチェックが入る(笑笑)

『 ん・・・・何個かの盆栽は、喉渇いていたみたいやで・・・・』と言う父。

私は、どの盆栽なのか・・・・全くわからないのである(笑)



梅の時期には、毎年恒例になっている梅祭りをする。
今年は、3月3日に親戚や友人が集まり、夜長までの宴会になった。

中には、実母のおでんを毎年楽しみにしている人がいる。
大人2人でも下げれない大きな鍋に前日から炊き込むおでん・・・・。


この時ばかりは、父も盆栽たちも上機嫌だ。


父は、常に盆栽たちといつも対話をしている。
何十年もの付き合いになると気持ちがわかるのであろう。
毎日、食事と就寝以外は、朝から晩までずっと盆栽のある場所にいる。
だから、テレビも冷蔵庫も完備してある(笑)

70代の父は、植え替えや水遣りがあり日々忙しくて、目茶苦茶元気だ。
盆栽たちのおかげだと感謝している(家族旅行には、行けないが・・・・笑い)

父の口癖は、盆栽のことを『 今日は、ご機嫌さんだ! とか機嫌が悪い』と言う。
意味は、わかるが私は、盆栽達との対話は、まだまだ出来ない(笑)


そんな愛着のある盆栽達の中から初めて選抜で選ばれた盆栽だけが、
ロシア領事館に出向いたのだ。
軽トラ2台に盆栽を満載に積み、大人3人がかりで配置する。


積み込みから配置するまで又、演出する小道具の作成にと
ここに至るまでに27日間程の時間がかかったが、
父は、楽しみながら、演奏会の演出に貢献してくれた。

『人様の役に立ち、喜んでもらい、
又それを自分は、楽しむという気持ちが、幸せやねん~』と口癖の父。

まずは、演奏する舞台に日本古来の縁起物で松竹梅を置くことになった。
この写真は、6月11日で『  園芸家:良臣   演出物語 』の始まりになった・・・・。

まずは、試作品の様子だ。


この両サイドの梅と松は、我が家のある盆栽だが、
竹に関しては、父が、山に行き削り、ひもで括り、花器を作成した。
そこにロシアの国旗である白・赤・青の洋花を飾るという案だ。
中々・・・お洒落なことを言う父は、アーティストみたい(笑)

この洋花を生けてもらった女性は、実家から歩いて2分に住むフローリストの真由美さん(右)
コレマタ、偶然に2ヶ月前にある人からの紹介で知り会いになったばかりの人だ。
まさしく、この時の為に・・・シツゼンのようなタイミング

左は、このブログでおなじみの美人ピアニスト益森秀子さんでこの演奏会の発起人である。
みんなが、なんとか秀子さんのコンサートを成功させたいという思いで必死だった。

こうして、人の想いがあつまれば、素晴らしい成功になることを私は又、体感した。

そして父が、しきりに舞台とのバランスを考えていたところ・・・・・


ここで偶然なるタイミングで電話が入る。
 明日、ロシア領事館で建国記念日で
パーティがあるので下見がてら、参加しないかという電話だった。

この絶妙なるタイミングで成功すると確信した私
勿論、色々なアクシデントがあれど・・・事としてあきらめない限り流れると思っていた。
その予感は、的中で前日まで色々とあり、走り回るが、大成功に終わった。
『 ピンチは、チャンス 』の連続があった。

さて、12日にあった建国記念日のパーティーという会は、各界から沢山の方が集まり、

唄あり演奏会がありと社交会の場であった。

ロシアと日本の交流という意味では、私達が知らないところでも
人々が参加して平和の意味もあり、私は感動したのでこうして報告したい気分になった。


舞台に置く 『松竹梅』のサイズをフローリストの真由美さんと確認する父。



全体の雰囲気を掴むためにパーティに参加した父は、ロシア料理とお酒を楽しむ。




又、写真を撮ってもらうことが好きな父は、美人女性の囲まれ大大満足(笑)
このパーテイで通訳をしていたロシア人のナタリーさんと写してほしいと私に指示する父(笑)


そして、このパーティに参加していた(株)光田電気商会の光田政志社長ともパチリ。


ロシア総領事ご夫妻とも撮影した父は、
演奏会で演出する盆栽の話をし、ロシアと日本の友好のお役になればと語っていた。

初めての試みに凄く楽しみにしていると言って下さる心遣いのある総領事。


さてこのパーティを境にイメージが出来た父は、当日までの4週間の間、色々な準備をした。

これは、玄関先に置く竹の花器の完成で、タイトルは『 花に竹 』
始めの試作品より、ビックな竹の花器になっていた!
何度も、知り合いの山に行き、竹を切ってきたようだ。



この準備をすることで又、ふと思うと久々に
実父と私の時間の中に親子の時間があり、ありがたいトキを過ごした。
とてもいい親子の思い出になったことに感謝する。

そして最後に盆栽の名前をどう演出するのかが、課題だった?

父の考案で竹を半分に切り、筆書きをしてみた。


竹の形に丸みがあり、表面がツルツルしていて非常に書きにくい!


ついに、舞台の松竹梅の竹が当日の4日前に完成した。

満足そうな父!


こうして・・・・人の想いと知恵と時間を費やし、

7月7日 七夕の夕べ アンサンブルコンサートの当日を向かえた。

舞台用のあの松竹梅は、このようになった。

タイトルは、『 松竹梅と花 』で 花の色はロシアの国旗の色である。



実家にある盆栽たちは、初めての外出で沢山の人の目に触れることになった。

『 凄く、機嫌がいい・・・・』と父は盆栽たちのことを言う。

選抜された盆栽達のことだ。

又、『すねとるやつがいる・・・・・』と

今年は、辰年でなおかつ主催者のピアニストである秀子さんが辰年なのでそれをちなんで

龍の植木鉢の松をこの会場に連れて行きたかったらしいが、

チェーンで何回もあげたのだが、ビクとも動かずについに断念したのだ。

なので今回は、このブログにて是非皆さんに見ていただきたく・・・・公開を。

機嫌よくなぁ~れ::::::





園芸家  良臣物語は、次回に続く・・・・・・

昨日 父から夜、電話があった・・・・

『  今、、、、ええお月さんが出てるでえ~ それ見ながら一人で宴会してるねん~
今年の中秋の名月は・・・・30日らしいから・・・・
ススキもええ感じやから、週末は、お月見会しようかぁ~
ほな・・・後、段取り頼むでぇ~』とプチと切れた。

すでに 盆栽たちと一緒にいい気分でかなり飲んでいた様子だ。

明後日は、お月見会開催予定なり・・・・雨予報だが???

私は、そんな 園芸家 良臣の父が、大好きだ

そして、世界で一番尊敬している人でもある。

娘で良かった・・・・。
 
福結び人   よしこ

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    お父様が何事もなくお元気な様子、嬉しい限りです。
    盆栽のお世話を一緒にされると喜ばれると思います。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございました!!!

      今の私の幸せは、家族が元気で毎日過ごしていることです。

      最近は、盆栽さん達と会う機会を作り、話しかけています(笑)

      まず、そこから・・・・・園芸家 良子誕生かも(笑)

      削除